「解読」というとおおげさだが、どうやって調べればいいか、いくつかメモ。
1. 特徴
御朱印
寺 印が複数だったり、墨書があったり
神社 印のみだったり、寺よりシンプル
スタンプ類
郵便スタンプ 切手(普通切手、記念切手)、日付印(風景印、記念印)
駅スタンプ 駅名(国鉄、私鉄)
スタンプ 観光地(温泉、山、城など)、博覧会
2. 手順
まずは読めるものから
御朱印やスタンプの向き 押印が横倒しや上下逆の場合も
ページ順と参拝順
日付があればそれもチェック
日付が同じ、あるいは近ければ、同じ地域の印
参拝コースを考えてみる 地図を見ながら
国立国会図書館デジタルコレクションで当時の旅行案内をみる
たいていの寺社は当時と同じ場所にあるが、戦災などで移転した寺社もある
順序が違う? 日付の誤り、読解ミス、あるいはページを飛ばしてしまい、後から別の日の印で埋めた、等
他の集印帖との比較→「昔の集印帖」の集印帖を参考に
同じ印があれば、その前後のページをチェック
御朱印の順
巡礼 西国三十三所、四国八十八箇所、天皇陵
3. 検索
Google画像検索
寺社名(""でくくる)+御朱印 で、寺社の御朱印を検索
同名の寺社が各地にある場合は、地名を追加して検索
Wikipediaの活用
Wikipediaに掲載された寺社→同じカテゴリの寺社をチェック
難読文字 くずし字 漢字 蔵書印(篆字)
みを
くずし字データベース検索
史的文字データベース連携検索システム
漢典
蔵書印ツールコレクション
4. 参考情報
集印帖を扱っていたところ
デパート 三越、松坂屋、大丸、一丸、高島屋
文具・和紙店 伊東屋、榛原(はいばら)、鳩居堂、さくら井屋(京都)、せのや(大阪)
寺社 伊勢神宮、永平寺
(海軍 吉井製作所)
2022年3月11日作成 [昔の集印帖]
最終更新時間:2024年02月13日 21時06分04秒